よりキレイな写真を撮影するために知っておきたい4つのポイントです。
ボトラを使う前に、商品撮影に必要なカメラの基本を覚えましょう。
・ストロボの禁止、明かりを消す
・三脚を使う
・形状のゆがみ
・明るさの調整
ここを抑えるだけでも写真はぐんと変わってきます。
ストロボの禁止、明かりを消す
デジタルカメラのストロボ発光(フラッシュ)を使った撮影では
予想外の反射や、影が写りこむ事があり、
不自然で下手な写真に見えてしまいます。
カメラの設定を「発光(フラッシュ)禁止モード」にして撮影します。
ストロボ発光(フラッシュ)と部屋の蛍光灯を点けたままで撮影。
不自然な影が写り、ストロボ(フラッシュ)と部屋の蛍光灯が写り込んでいます。
ストロボ発光(フラッシュ)を禁止し、部屋の蛍光灯を消し、
ボトラの照明のみで撮影。
余計な写りこみや不自然な影がなくなり、ビンの形状もはっきりと写っています。
部屋の明かり(天井の蛍光灯など)や窓から入る太陽光は
ビンに写りこんでしまいます。
室内の照明をすべて消し、余分な光をなくして
ボトラの照明だけで撮影しましょう。
三脚を使う
ボトル・ビンを撮影する時に、カメラを固定せずに手持ちのまま
撮影すると手ブレが発生し、商品の輪郭がぼやけたり本来の色が
再現できなくなります。
カメラを三脚に固定して、手ブレを防止しましょう。
ボトルやビンは縦に長い被写体なので、カメラを縦方向に固定します。
縦に長い形状はズレが目立ちやすいので、水平を保つよう気をつけましょう。
三脚を使用しないで撮影。
最近のカメラは手ブレ補正機能でかなり手ブレを防げますが、
商品の輪郭がくっきりと出ない場合があります。
三脚を使用して撮影。
商品の輪郭がはっきりを写っており、本来の色も再現できました。
三脚を使う主な理由はカメラを固定して手ブレを防ぐ事ですが、
カメラアングルを固定できるため、構図や商品の配置を
微調整するのにも役立ちます。
形状のゆがみ
商品撮影をする時に、迫力のある写真にするために
被写体に近づいて撮影した経験はありませんか?
これは大きな間違いです。
近づいてズーム機能を広角(W)にして撮影すると
商品の形がゆがんで写ってしまい、キレイな写真にはなりません。
商品の形を実物通りのキレイな形で撮影するには
被写体から距離を取り(1~1.5m)ズームを望遠(T)にして撮影するのが基本です。
このテクニックを使うだけで、驚くほど写真が変化しますので、ぜひお試しください。
被写体に近づいてズーム機能を広角(W)にして撮影しています。
広角で撮影したため、本来の形が再現できませんでした。
被写体から遠ざかってズー機能を望遠(T)にして撮影します。
ゆがみが少なくなり、ラベルの形状がより正しく再現できます。
商品撮影の時は、「遠ざかって望遠(T)で撮影」が基本です。
明るさの調整(露出補正)
白いものを撮ると実物より暗く写る経験はありませんか?
これはデジカメの明るさを調整する機能(自動露出機能)で
白いモノは暗く、黒いモノは明るくしてしまうからです。
実物通りに色を撮影するためには、露出補正機能(手動)を使用します。
(コンパクトデジカメの多くはメニューの中で「露出補正」を設定します。
1眼レフや高機能のデジカメではボタンで簡単に露出補正が設定できます)
単純にいえば、数字を+方向に調整すれば写真は明るくなり(プラス補正)、
逆に-方向に調整すれば暗くなります(マイナス補正)。
※露出補正のやり方がわからない時は、「お持ちのデジカメ名」+「露出補正」
でネット検索してみてください。
ボトラの撮影例を見る
ボトラの特徴を見る